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  2. 龍岸寺の四季

龍岸寺では四季折々花たちが咲き乱れ、境内を彩ります。当寺は「花の寺」とも言われ
いつも花いっぱい。珍しい品種も咲いています。
境内の四季に合わせてその花たちをご紹介しましょう。

寒さが厳しく春が待ち遠しい1月下旬から2月にかけて寒アヤメが咲き始め、ロウバイ、寒ツバキと続きます。


日差しも明るさが増し少しづつ春を感じ始める頃、龍岸寺の春を告げる花たちが咲き始めます。
小型のスイセン、クロッカスなど・・・・・


3月中旬、お彼岸の頃ともなるといよいよ本格的な春到来です。
足下には様々なスイセン、ムスカリ、シバザクラ、イカリソウ、ポピー、オダマキなど・・・。
目を上げると、ウメやヒガンザクラを筆頭にハナモモ、モクレン、コブシ、レンギョウ、ユキヤナギ、ミツバツツジ、スモモなど、木々も花を付け始めます。


4月中半、野性のスミレ、ヤマザクラ、ツツジ、カイドウ、ニワウメ、ニワザクラ、コデマリ、オオデマリ、ボタン、シャクヤク、スズラン、アヤメ、ハナショウブ、シラン、マーガレット、サクラソウ、サツキ、ヒトリシズカ、フジと花々が咲き乱れます。サクラも満開。文字通り全山花に包まれるのがこの頃です。



明るい日差しが溢れさわやかな5月、シャが、エビネラン、ヤグルマソウ、クリンソウ、カラマツクサ、アスチルベ、ギボウシ・・・そして朴の木も花を付けます。


6月に入ると境内のあちこちに白い小さな花が房のようになったナンテンが見られます。アジサイも咲き始め、そろそろ梅雨を感じ始める頃です。ホタルブクロ、ツユクサ、キキョウ、シモツケソウ、ニワフジも開花します。


7月、梅雨が明けるといよいよ本格的な夏。オリエンタルリリーの可憐な花が開きます。更にはジキタリス、ヒオウギも。真夏の太陽が照りつけるお盆の頃になると庫裏の前の百日紅やシュウカイドウ、ユリ、シュウメイギクも満開を迎えます。


少し涼しい風にホッとするお彼岸の頃、秋の花は彼岸花から始まります。
続いてセージ、リコリス、ワレモコウ、そしてコスモスが咲き乱れます。


朝晩はめっきり冷え込む晩秋から冬、さすがに境内も少し寂しくなりますが、白いサザンカが花開きます。
そして八ヶ岳降ろしの寒い冬を慰めるように、色づいたナンテンの実が境内の随所に赤い灯を点します。
時には風花が舞い、木々も冬化粧します。



すべてをご紹介することはできませんが、これらの他にも様々な花たちが咲いてくれます。雑草も可愛い花を付けます。
お花に詳しい方がお見えになると驚かれることも多いです。境内に広がる花桃は、一本の親木の根元に生えた小さな苗木を大切に育て、其処此処に移植したものです。
毎年、色々な方から沢山の花や苗木をお心を添えて頂戴します。それが皆様との新たな絆となります。本当にありがたい事です。広い境内、私どもだけでは手が回らず、多くの方々の力をお借りして手入れをしています。これからも皆さまとのご縁を大切に花たちを育んでまいります。